機械式駐車場一部を除き利用再開

被災と復旧

仮設電気設備の稼働にともない、共用部の電力供給が再開されたため、これまで停止していた機械式駐車場の稼働検証を実施いたしました。

当マンションの駐車場は計30レーンで構成されており、地上・地下1階・地下2階の3段のパレットをモーターで上下に動かし、車を出し入れする「昇降式」を採用しています。

発災後、電気が通っていなかった期間は、モーターが機能せず、2ヶ月間にわたり各レーンで利用できるスペースが1台分に限られていました。構造上、他の段に格納されている車両を目視で確認することさえできないレーンもあり、長期にわたり重大な利用制限が生じていました。

この度、仮設の電気設備から駐車場へ通電および動作検証を行った結果、2レーンで不具合が確認されたものの、幸いにもモーター自体の破損はなく、その他のレーンについては稼働することが確認されました。

故障中のレーンにある車については、一時的に空いている別の駐車スペースへと移動(退避)させる措置を講じ、私たちが待ち望んでいた「車のある生活」をようやく取り戻すことができました。

懸念されていた地下2階の浸水被害ですが、車両への影響は、数台のバッテリー上がりや多少の汚れ程度に留まり、車本体や駆動モーターへの致命的な被害は現在のところ確認されておりません。

しかしながら、すべてのセンサー類が冠水しており、これらについては早急な交換が必要です。また、2ヶ月もの間、稼働停止状態や高湿度の環境にさらされていたことから、目に見えない機器の劣化が今後の故障原因になる可能性も残されています。

依然として多くの課題を残してはいるものの、被災した多くの設備の中で、この駐車場が最も早く復旧に近づいたことは、誰もが予想していなかった前進と言えます。